消耗品 温度制御用循環液
サビない水
 
使用方法 新規設置の印刷機の場合
「サビない水(母液)」を循環液として必要量投入して下さい。
保守/「サビない水」の蒸発等での減量分を循環液タンクの規定量まで、「サビない水(補充液)」を補充して下さい(測定機器や試薬での濃度管理の必要はありません)。
既設印刷機の場合
専門業者によるサビ除去と清掃を行って下さい。防錆剤を使用していた場合は防錆剤成分がなくなるまで十分に洗浄して下さい(水道水のみの場合は水あか除去の簡単な清掃でけっこうです)。 洗浄水を抜いて準備完了です、循環装置と印刷機の位置高低差等での印刷機配管内の残留洗浄水は、「サビない水」使用予定量の15%以下になるよう注意して下さい。
「サビない水(母液)」を循環液として必要量投入して下さい。
保守/「サビない水」の蒸発等での減量分を循環液タンクの規定量まで、「サビない水(補充液)」を補充して 下さい。
成分 プロパンジオール水溶液
PH 7.1/粘度 1.0/比重 1.01/比熱 0.96〜0.98/発火点・引火点ナシ
 
ご注意
循環装置の停止時、循環装置と印刷機の位置高低差等での印刷機配管内に空気が流入する構造の場合、そのことによるサビの防止はできません。循環装置を停止時に「サビない水」が印刷機配管内にとどまれるような改善をお願いいたします。
サビが発生した状態で「サビない水」を使用しますと、サビの成長は停止しますが、サビの剥離作用はありません。
参考 メンテフリー
管理は気化・蒸発等での減量分を循環液タンクの規定量まで補充するだけです。専門知識も、測定機器や試薬での濃度管理も不要です。
腐食防止技術は各種発表されています、溶存酸素の接触を低減させることを原理とするシステムでは、薬剤投入や脱気装置があります。いずれも効果を維持するためには専門知識と定期的な保守が必要となります。
清掃間隔を大幅延長
理論的には清掃作業が不要になります。循環液の循環過程で機構的に巻き込まれる空気、印刷機停止時の空気だまり等だけが腐食発生の機会となります。良い環境ではメンテフリー期間・3年以上となり、従来方式に比較して大幅に清掃間隔を延長することが可能になります。
   

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