サビない水 | |
Q | 「サビない水」の仕組み |
A | 基本組成は主剤の1,2−プロパンジオ−ルと主剤を特殊な分子分散状態に保持する保恒剤の水溶液です。分子の特殊な分散状態は確定できていません、防精効果が実証されているだけです。 クラスター的な説明に帰着するものと考えています。水中の溶存酸素の「囲い込み」特性が非常に高く、かつ酸素との化学反応でなく構造的な親和性として作用しているため劣化が起こりにくいと推測してい ます。このことにより、水中での鉄を含む多くの金属に対し溶存酸素「0」と同じ状態が生まれていると言えます。 |
Q | 1,2−プロパンジオ−ルの防錆効果 |
A | 主剤の1,2−プロパンジオ−ル単体に防錆効果はありません。主剤を特殊な分子分散状態に保持する保恒剤によって防錆効果を得ています。 |
Q | 交換サイクル |
A |
加速試験、及び実機評価より3年以上使用可能です。 印刷機ローラー冷却系に2000年4月使用開始以来、印刷機実機上で予定通りのメンテフリーの性能を発揮し、現在も継続使用中です。 |
Q | 使用開始時のスターター・母液とスタビライザー・補充液の違い |
A |
主剤の1,2-プロパンジオ−ル単体に防錆効果はなく、主剤を特殊な分子分散状態に保持する保恒剤が微量添加され、効果を得ています。 ●スターター・母液は適正な防錆効果を長期間保持するバランスで調整されています。 ●スタビライザー・補充液は母液に比し主剤が若干少なく、保恒剤が若干多いものです。 |
Q | 劣化の可能性・原因 |
A |
これまでに確認・判明している劣化を進行させる可能性・原因 ●一般水道水の30%以上の混入 ●雨水の混入による規定濃度の極端な低下 ●サビ取り洗浄時の薬品(酸化剤)の残留 ●超高圧水銀灯による強度の紫外線の直接照射 ●pH10以上のアルカリ液 ●ハイドロキノン等の還元剤 ●高温には耐性があり媒質の水分がなくなるまで変質しませんが、ある濃度以上 から性能低下をおこします |
Q | 使用中の「サビない水」の防錆効果の確認方法 |
A | 使用液サンプルを高さ10cm以上のビーカーにとり、一昼夜放置し上澄み液を試料として下さい。試料に鉄釘(軟鋼線材)を入れ、3日間放置し発錆がなければ正常と判断できます。 |
Q | 使用中の「サビない水」の劣化の予兆 |
A |
●確認方法において劣化の予兆は、白色の不透明な小さな藻のような塊の存在があります(黒紙の前に瓶を置き、軽く液を攪拌すると判定しやすい)。これは主成分の分離であり、近い将来サビが発生する前段に相当します。 ●一部の発錆要因に伝導度との相関が言われますが、本剤は伝導度との相関はありません。 |
Q | ワイヤ放電加工機の加工液として |
A | ワイヤ放電加工機の加工液(水)は、絶縁度(10〜30μS/cm)を高めて使用するため、「サビない水」は使用できません。 |
Q | 補充方法と補充量 |
A |
毎月1回、稼動状態で循環タンクでの基準水位を確認し、低位であれば基準水位まで「サビない水(スタビライザー・補充液)」を補充して下さい。補充にあたり特別な測定器、試験紙は不要です。 「サビない水」は水溶液であり、通常の水と同様にシステムの構造・設置環境・気候等により気化・減量します。システム系での外気への開口部の表面積で決まります。 既設システムで自動給水で補充してきた場合、補充量の目安となるデータがないのが一般的です。1ヶ月間運用し、その減量結果からシステムを改善するかどうかの判断してください。システムの貯水タンクの液面レベルで、例えば東京都の夏=11〜6mm/月間、冬=7〜4mm/月間の気化・減量が推定されます。 |
Q | 自動車用のクーラントはサビない? |
A | クーラントは不凍液(エチレングリコール)と防錆剤で構成されています、防錆剤は消耗しますので「サビない」は誤りです。 |
Q | |
A |
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